最終日。飛行機はAM11時の予定。9時に空港に着きたいので7時にはホテルを出る。そしてここから悪夢が始まる。
昨日の夜降り続けたみぞれは、朝には音のない雪に変わっていた。ホテルを出るときにはNYは1めん真っ白の世界だった。
雪は積もり、もう靴に浸水することもなかった。やわらかい雪の足元に体力を奪われつつ、駅まで歩く。
雪はだんだん強くなり、吹雪ともいえる状態になっていた。
二人の会話には、冗談混じりで「これ、今日飛行機飛ばないな」という言葉が出ていた。
地下鉄は順調に進む。1回乗り換えをする。マンハッタンから出た、屋外のホームだったので、寒い中待つ。電車はなかなか来ない。
不安になるが、どうしようもないのでただ佇む。やがて電車はやってきて、無事に空港まで連れて行ってくれた。
予定より少し遅く空港につき、眼前に広がる空港内の様子に愕然とする。
あり得ない行列が、チケットカウンターの前に延々と並んでいたのだ。
ひとまず状況を確認するために、電光掲示板で、その日乗るはずの便の名前を探す。
名前の横には・・・Canceled。嘘だろ・・・?まだ出発の2時間前だぞ?なんでもうキャンセルが確定しているんだ。
驚きとまどったが、キャンセルの便がどのような扱いになるかも分からないので、ひとまず行列に並ぶことに。
行列はなかなか消化されず、並び続けること3時間弱。チケットカウンターにたどり着いたときには既に、予定のフライト時間は過ぎていた。
受付をしてくれたのはスマートな黒人だった。これがまた対応が適当。ひとまず乗るはずだった便を伝えて、どうすればいいのか指示を仰いだ。
返って来た返答は、「next is 1st, Monday」 ・・・ん? 今日は何日?26日? 1stってどういう意味? え?マンデイって月曜日?
って感じで頭の中が大混乱。聞き直したけど応えは変わらず。 ほかにはもうないのか聞いたけど、自分の英語が汚くって、聞き取ってもらえない。
しょうがないから諦めて、3/1の便で発券してもらった。
突如訪れた最大のハプニング。対応に困った。お金も余裕がなく、宿の無いマンハッタンに戻る気も起らず、空港で時間をつぶすことに。
「時間つぶすって、3日だぞ? 耐えられるのか?」と、不安な気持ちは膨らむばかり。そういえばターミナルっていうトムハンクスの映画があったな。
せめてもの救いは、JFK空港は巨大で、ターミナルも4つある。成田とNYを結んでいるAmericanAirlineが発着しているターミナルは、小さくてお店も少なく、居住空間もないので、移動することに。
我らがJALの発着しているターミナルへ向かった。
一応、JALのカウンターで、空席が無いか尋ねてみたが、同じく月曜日まで満席の模様。そもそも空席があったところで、正規料金は半端なくお高いことだっただろうな。
JALのあるターミナルは、フードコートも充実していて、居住には事足りる様子だった。
ひとまずフードコートの席を1か所陣取り、居座ることに。
ここで相方はマックを食すという。正直、自分は不安のために胃袋が一気に収縮してしまい食欲が全くなくなってしまっていた。
なぜなら、実は3/2 には今度はトルコに旅立つ予定だったのである。アメリカを3/1に出発したら東京に着くのは2日の午後。もう完全に詰んでる。余裕のないスケジュールを組んだ自分が悪いけど。
ということで、俺は食事を遠慮しておいたのだけど、相方は驚くべき食欲を発揮していた。以下の写真をご覧ください。
片手にダブルチーズバーガー、もう一方の手にはなんと・・・!ピクルス丸々1本(笑)「ピクルスすきなんだよねー」って元気すぎるわ!
今振り返ってみると変人過ぎて笑える。
そんなこんなでだらだら寝ながら過ごしていたのだけど、夜9時ごろに係員に起こされ、このターミナルは夜は閉鎖されると伝えられた。一瞬焦ったけど、24時間開いているターミナルもあることを教えられ、そっちにいって寝てくれと言われた。そっちに行って寝た。
公共の場所の床で寝たのは08年のサマソニ以来。まさかアメリカでこんなことになるとは。もう屋根があればどこでだって寝られる。そして朝を待つ。